ウェビナー中に参加者のエンゲージをアップする

ウェビナー中に参加者のエンゲージをアップする

ウェビナーはリアルイベントと異なり、参加者の集中力が持続しにくい環境にあります。
途中離脱や「ながら視聴」を防ぎ、記憶に残るウェビナーを実現するには、参加者を「ただ視聴する」状態から、「主体的に参加する」モードへと導く必要があります。

エンゲージメントが高まることで、以下のような成果が期待できます ・途中離脱の防止
・参加者の満足度向上
・情報定着率の向上
・アンケートや商談への転換率アップ
・ブランドへの信頼感醸成

ウェビナー中にエンゲージメントを高める具体的な方法

録画のウェビナーでも、設計と工夫次第でライブ感を演出し、参加者の関心を高く保つことが可能です。
以下に、特に効果的な手法を紹介します。

1.CTA(Call to Action)ボタンの挿入

施策:動画の途中に「資料請求」「問い合わせ」「面談予約」などのボタンを配置。
ポイント:「今、ここで押してほしい!」と話しかける演出がクリック率アップのカギ。

例えば… 「詳しい活用事例が気になる方は、下のボタンから資料をご覧ください。」
「このセミナーに申し込んだ人へのみお渡ししている資料ですので、今のうちにダウロードしてください。」

2.小クイズや理解チェックパートの導入

施策:動画の区切りにクイズや選択式の問いを設ける。
目的:ただの“流し見”を防ぎ、参加者の記憶に残る学習体験を提供。

例えば… 「ここでクイズ!〇〇の定義として正しいのはどれでしょうか。」
「あなただったら、この中で一番大切だと思うものは何ですか。」

3.リマインド/視聴後アンケートの自動化

施策:視聴完了時に自動でアンケート表示、またはメール配信を行う。
ポイント終了直後が記憶も感情も新鮮なタイミング。アクション率も高くなる。

4.表情・ジェスチャーを豊かに

効果:話し手の表情や動きがあるだけで、視聴者の注意が維持されやすくなります。
テクニック:笑顔、手振り、スライド指しなどを自然に取り入れましょう。

5.構成を明確に区切る

施策:動画の冒頭で「この動画は◯つのパートで構成されています」と伝える。
理由:オンデマンド視聴では、一時停止・再視聴が多いため、構成のわかりやすさが重要です。

6.「問い」と「回答」のテンポ設計

ポイント:問いかけ → 解決の提示 という流れで、視聴者をストーリーに巻き込む。
補足:「あなたが〇〇だとしたら…」というペルソナ視点のフレーズも効果的。

成果につなげるフォローアップ設計も忘れずに

ウェビナー後もエンゲージメントの影響は続きます。
下記のようなアクション導線を設けると、参加者の熱量を商談やリード育成に活かせます。

・アンケート回答者に抽選プレゼント
・視聴完了者限定の特別オファー
・ステップメールで段階的に情報提供
・資料ダウンロード者に個別相談案内

また、録画ウェビナーは「情報提供」にとどまらず、「参加体験」を意識して設計することで、視聴完了率・転換率ともに大きく変わってきます。

・参加型の構成
・行動を促す導線設計
・没入感を生む演出

ライブ感だけが正解じゃない。大切なのは「情報の届け方」

録画ウェビナーの良さは、あらかじめ内容を整理し、「必要な情報を、最も伝わりやすい形で届けられる」点にあります。
確かにライブ配信には臨場感がありますが、それがすべてではありません。参加者の本音は、

「テンポよく、必要な情報が手に入るなら、録画でも全然OK!」

というもの。むしろ録画だからこそ、こんな工夫ができます。

・ポイントを絞った明快な構成
・無駄のないトークとスライド
・好きなタイミングで視聴できる手軽さ
・必要な場面だけサッと見返せる利便性

これらを活かしつつ、「見せ方」をちょっと工夫するだけで、参加者の満足度は格段にアップします。

例えば… ・見出しやパートをしっかり区切って、迷わせない
・1メッセージ1スライドで、要点が伝わる画面構成
・「あなたの疑問、ここで答えます!」と冒頭にフックを入れる
・ボタンやクイズなどで、自然とアクションを促す設計

要は「ライブ感を演出する」ことが目的じゃなく、「価値ある情報を、ストレスなく届けること」が本当のゴールなんです。一度しっかり仕組みを作ってしまえば、あとはウェビナーが自動で回り続け、参加者のエンゲージメントも自然と高まっていきます。
上記の工夫を取り入れることで、申し込みから視聴、そして商談化までのプロセス全体を、主催者が手を動かさずに自動で回せるようになります。

つまり、ウェビナーが「勝手に育ててくれる仕組み」になるというわけです。


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